RockyLinux9にLaravel9をインストール
Laravel9をインストールには、サーバにPHPやDB,NODE.JSが動作する必要がある。
そしてPHPのパッケージマネージャComposerも必要。
PHP,MySQL,node.jsのインストールは済ませて、Composerのインストール。
■Composerのインストール
LinuxやMacOSのコンソールが使えるとパッケージマネージャからインストールできる。
RockeyLinuxで検索
# dnf search composer
== Name Exactly Matched: composer ==
composer.noarch : Dependency Manager for PHP
# dnf list installed | grep composer
composer.noarch 2.5.1-1.el9 @epel
すでにインストールされている。
無ければインストール
# dnf -y install composer
# composer -v
Composer version 2.4.4 2022-10-27 14:39:29
パッケージからインストールできなかったり、レンタルサーバ等でコマンドが制約されている場合、コンソールからshellコマンドでインストールできる。
さくらインターネットの場合、ユーザーのホームディレクトリに移動。
$ cd ~
「bin」というディレクトリを作成
$ mkdir bin
$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
これはcurlでユーザのディレクトリにcomposerのインストールファイルをダウンロードして、
それをphpコマンドでインストール実行させる。
Composer (version *.*.*) successfully installed to: /home/***/www/composer.phar
Use it: php composer.phar
このように表示されるとインストールできている。
$ composer -V
さくらインターネットの場合は初めから「bin」というディレクトリにパスが通っているので、「bin」の中にcomposerを入れれば良い。
他のlinuxサーバでも、ユーザのディレクトリにcomposerのインストールファイルをダウンロード。
$ curl https://getcomposer.org/installer | php
composer実行のパスを通すために移動させる
$ curl -s https://getcomposer.org/installer | php && mv -v composer.phar /usr/local/bin/composer
要は、このcomposerのパスを通しておく必要がある。これでphpが動作するどのディレクトリからもcomposerコマンドが使える。
■Laravelのインストール
Composercreate-projectコマンドを使用して新しい Laravel プロジェクトを作成。
任意のプロジェクト名 例: example-app
$ composer create-project laravel/laravel example-app
$ cd example-app
example-appディレクトリにlaravelがインストールされている。
例 : /var/www/example-app/ ウェブサーバではwww/html/example-app/等、外部から見えるディレクトリを使うが、
$ php artisan serve コマンドでphp のサーバが動作する。
http://127.0.0.1:8000 などポート指定でアクセスする。
■artisan serve で任意のhost,portを指定する
127.0.0.1:8000では、そのマシンのみアクセスだが、ローカルネットから192.168.1.2:8080という風にipやポートを変えてアクセスしたい場合は。
$ php artisan –host=192.168.1.2 –port=8080 とコマンドを打つ。
*ポートへのアクセスは、firewall-cmd などでポートの解放を行っておく。
# firewall-cmd –list-all 解放されているポートを見る
ポートを指定して解放 –permanentオプションで恒久的に
# firewall-cmd –add-port=8080/tcp –zone=public –permanent
# firewall-cmd –reload 有効にする
# firewall-cmd –list-all 再度設定確認
httpdのVirtualHostの設定で、ポートを変えずホスト名からアクセスできる方法は、次回に。